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社会的養護の子どもたち
現在、国内では親と暮らせない子どもたちがおよそ45,000人います。児童養護施設にいる子どもたちの約6割は虐待を経験しています。虐待は子どもたちの心身に大きな影響を与え、日常生活や就労につまずいてしまうことも少なくありません。国でもこのような子どもたちを社会全体で応援していく施策を行っていますが、まだまだ一般の方や当事者にも周知されていないのが現状です。皆様の御理解と御支援をよろしくお願いいたします。
■ 社会的養護とは
社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。
関係機関・里親の皆様へ
施設退所後や里親委託解除後の相談先のひとつとして繋がるために、お子さんたちに面談とこの事業への登録を行っています。
ぜひ対象のお子さんへおすすめください。
自立に向けた生活、インターネット、金銭管理契約等の学習会の実施、職場見学体験などご希望の場合もご連絡をお待ちしています。
宮城県社会的養護自立支援事業
措置解除された者のうち、自立のための支援を継続して行うことが適当な場合について、支援計画作成や生活相談及び就労相談など、個々の状況に応じて引き続き必要な支援を実施することにより、将来の自立に結びつけることを目的とした事業です。
■ 2団体で共同体を構成して受託しています。
・特定非営利活動法人チャイルドラインみやぎ
2001年に設立。子ども権利擁護のNPO団体。子どもがかける電話「チャイルドライン」の運営などを行っている。
・一般社団法人パーソナルサポートセンター
2011年に設立。多くの団体と連携し、生活困窮者の自立を支援している。
企業の皆様へ
企業等懇談会
社会的養護の下で育っている子どもたちを応援したいと考えている方々や企業の方々に対し、子どもたちの現状や、就職の際にどのような点で困難を抱えるかをお話し、社会的養護について知っていただく機会を設けています。

就労、住居、資金提供、物品提供等応援してくださる企業を募集しています。